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\JWU PRアンバサダー/ 社会で活躍されている卒業生インタビュー第3弾!

2024.02.02

こんにちは。JWU PRアンバサダーです。
日本女子大学には、さまざまな分野で活躍されている卒業生がいらっしゃいます。そこで、4回にわたり、「社会で活躍されている卒業生インタビュー」をお届けします。本企画では、私たちがインタビューを通して日本女子大学で学ぶ意義や、卒業後の社会での活躍を深堀していきます。いまのお仕事内容から、大学時代でしかできない学びや経験、学生の時に絶対しておいた方が良いことまで、ここでしか聞くことのできない貴重なお話を伺いました。
第3回は、本学人間社会学部教育学科を卒業され、法律事務所や大手通信販売会社などにてキャリアを10年ほど積んだのちに、現在、大手総合系コンサルティングファームのKPMGコンサルティング株式会社にお勤めの竹内沙希さんに、JWU PRアンバサダーのN.R U.M I.Mの3名がお話を伺いました。

KPMGコンサルティング株式会社にお勤めの竹内沙希さん
——現在のお仕事についてお聞かせください。
竹内さん:2023年8月にKPMGコンサルティング株式会社に入社し、ファイナンス?ストラテジー&トランスフォーメーション(FST)という、経理財務領域の構想策定から業務?システムの定着まで包括的に支援を行う部署に所属しています。主に企業向けに会計システム刷新を提案?推進するプロジェクトに参画してきました。前職がコンサルティングサービスを受ける立場の事業会社であったこともあり、クライアントの立場に立って悩みを把握し、その解決策を考え、実行しやすい形で提案するなど、前職での経験や知識をコンサルティング業務に活かせていると感じています。課題が複雑な場合も、状況整理から対応案まで考え資料作成し、分かりやすく説明することで課題をスムーズに解決するように努めており、クライアントから感謝のお言葉や、反響を伺うことができる際にやりがいを感じます。
 
——お仕事をする上で大切にしていることはありますか?
竹内さん:プロ意識を持つ、ということを大切にしています。ファーストキャリアの法律事務所で、専門性を磨きプロ意識を持って働くことの重要性を学びました。それ以来、受け持った業務のプロフェッショナルとして何ができるかを常に考えるよう心掛けています。一つひとつの仕事に迅速かつ丁寧に取り組むことを続けて働いてきました。
質問に答えてくださる竹内さん

——大学時代のお話に移ります。大学生活で印象的だった授業は何ですか?
竹内さん:哲学の授業のような講義も好きでしたが、実習系の授業はすべて印象に残っています。その中でもSPSSを使う授業がとても印象的でした。自分で一から考え、ヒアリングシートを作成し学内の方々に配り、結果を収集して相関関係を分析するといった内容で、普段触れることのないシステムを操作できる経験は非常に有益でした。また、地球温暖化について調査し、1枚の大きな紙にまとめ、発表する授業も印象に残っています。
こうした経験は、今の仕事の取組み方にも直結していると感じます。仮説を組み立て、自分自身で情報を収集?整理し、可視化してアウトプットするという流れは、まさにコンサルタントとして働く今も同じことをしています。

※因子分析や回帰分析など、さまざまな統計解析を行うことができるソフトウェア
 
——先輩からみて日本女子大学のおすすめポイントを教えてください。
竹内さん:日本女子大学は、人柄が穏やかで協調性があり、一見ゆったりとした雰囲気を持っているけれど、やる時はしっかりやる、芯がありバランスの取れた人が多いイメージがあります。日本女子大学で4年間を過ごすことで、自分自身もそのようになれたのではないかと感じます。
 
——就職活動をする上で大切にされていたことはありますか?
竹内さん:社会人としての経験がない中で、学生が自分のポテンシャルを表現することが就職活動だと考えています。その点において、学生時代の私は実務経験がない状態で「できます!」とどうやってアピールすればいいのかと悩みすぎてしまい、当時はとても苦労しました。結果的に第一志望の大手企業ではなく、法律事務所の事務職からスタートしましたが、このファーストキャリアでの恵まれた経験のおかげで今があります。たとえ、最初は本来の希望と異なる就職先だったとしても、仕事に誠実に向き合い頑張り続けることはとても大事なことだと思っています。
熱心にメモをとるPRアンバサダー
——転職などのステップアップは何が原動力になっていますか?
竹内さん:常に自分自身をより良くしていきたいですし、人生の選択肢を増やすことで自由に生きていきたいと考えることが根源にあると思います。転職すると今まで築いてきたものが一旦リセットされる部分もあるかもしれませんが、それでも再び積み上げていけるといった自信もあります。同じ会社に長く勤め、組織や事業のことを多く知ることは大きなアドバンテージにもなりますが、私の場合は、異なる場所で力を試してみたいという挑戦心もあって転職をしました。
 
——学生のうちにやっておいた方が良いと思うことは何かありますか?
竹内さん:たくさんあります。個人的には長期の海外留学や、難しい場合は海外旅行をおすすめします。また、TOEICや簿記などの資格も持っていて損はありません。学生の方が、社会人よりもプライベートに使う時間が豊富にありますので、さまざまな人生経験を積むために時間を有効活用すると良いかと思います。
オフィスの中を見学する貴重な機会もいただきました
オフィスの中を見学する貴重な機会もいただきました
——最後に、後輩に向けてメッセージをお願いします。
竹内さん:授業をきちんと受け、たくさん遊び、サークルにも参加するなど、4年間で本当にさまざまな経験をしてほしいです。就職活動は、単に企業に入るためだけではなく、これまでの自分や将来のビジョンを見つめ直す貴重な期間です。就職でなくても起業することだってできますね。私も転職活動をするタイミングで、人生を見つめ直し、自分はどの様に生きていきたいのかを考えました。同様に、大学3年生の時にきちんと時間をとって、自分のやりたいことや、将来の夢を考えることが大切だと身をもって感じています。企業に就職することがゴールではなく、その後の自分がどのようになりたいか、どのように生きていきたいかが重要だということを、ぜひみなさんにお伝えしたいと思います。
集合写真
 
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【今回インタビューを行ってみて】文学部史学科1年N.R
今回のインタビューでは、竹内さんの生き方への考えがとても印象的でした。企業への入社がゴールなのではなく、自分がその後どのように生きていきたいかが重要であり、自分を見つめ直す期間であるとのアドバイスに感銘を受けました。
竹内さんのステップアップは、より良い自分を求める理念に基づいた選択であり、自分の理念に基づいた選択をすることがいかに重要であるかを示していると思いました。私も大学生活でじっくりと時間をかけて自分を見つめ直す機会を大切に就職活動に取り組みたいです。また、大学の雰囲気や人柄に関するコメントも興味深く、やる時はやる!という芯の強さとバランスの取れた協調性のある人が多い点は、私も日本女子大学の魅力の1つであると感じます。